160年の時を超えて。木島平の風土と生きる「古民家再生」プロジェクト

毎年1m以上の豪雪に160年以上耐えてきた伝統建築

なぜ、私たちは古民家を再生するのか?

木島平村は、冬になれば1メートルの深い雪に包まれる豪雪地帯です。

この厳しい気候を生き抜くため、先人たちは周辺の山林がもたらした頑丈な木を切り出し、互いに助け合いながら太く力強い家を建てました。
木は欅が使われています。梁や柱、ほぼ全ての木材が欅の建築物です。

効率や利便性が優先される現代において、築100年〜200年を数える日本の伝統建築の古民家は静かに姿を消しつつあります。

しかし、この家々に刻まれた「自然とともに生きる知恵」や「職人の手仕事」は、決して現代の技術では作ることができません。

私たちは、農業をするために古民家を探し続けてきました。
そして、ついに見つけたこの江戸末期建築の古民家をDIYで新たな息吹を吹き込み、木島平の「食」と「暮らし」を未来へつなぐ拠点として再生させることにしました。

理由は至ってシンプルです。
農ある暮らしと言えば古民家
古民家と言えば農ある暮らしだからです。

室内から天井を覗く
茅葺屋根と梁、柱等の小屋裏一体構造
壁は土壁(現在は茅葺の上にトタン屋根)

古民家再生の「3つのこだわり・ストーリー」

① 雪国を支えた「太い梁と職人の手仕事」の継承

釘を使わず、木と木を組み上げる日本の伝統構法(軸組工法)。

長年、数メートルの雪圧に耐え抜いてきた梁や柱は、今も圧倒的な存在感とぬくもりを放ちます。
古いものの価値を損なわず、昔ながらの技法と職人の手作業を尊重しながら現代の安心感を加えて磨き上げています。

② 無農薬の食・自然農法との「思想の循環」

古民家再生と私たちの「農薬・化学肥料不使用の米・野菜づくり」は、全く同じ思想から生まれています。

古いものを捨てずに土に還し、自然のサイクルと調和させること。
古民家で過ごす時間は、私たちが育てた「生きている野菜や米」の味を最も深く感じていただける空間です。
古民家の構造、間取り自体が既に農家に適している作りとなっており、ベース部分は基本的にそのままで、よりよくするため現代のテクノロジーと融合していきます。

③ 地域と都市を繋ぐ「結(ゆい)の場」として

かつて村の人々が囲炉裏を囲んで助け合ったように、この再生古民家を「人が集い、繋がり、温かい循環が生まれる場所」にしていきます。
この古民家の前所有者様はじめ、ご親族やご親戚、ご近所の方等、数十年前にこの古民家で生活をしていた時に来ていた方々は、私たちが住んでくれたことに非常に喜んでいただいております。
リフォームも楽しみにしてくださっており、リフォームが終わったら「また、昔みたいに遊びに行きたい」と心待ちしてくれています。
その想いも結果で示さないといけません。

また、私たちは東京と神奈川出身なので都会の仲間にも 【農ある暮らし】を体験してもらいたい、現時点でも「体験したい」との要望も多数あるので地域と都会とのビジネスマッチング、交流の場として活用できるよう企画を作っていきます。

冬のDIY 雪が見えます。
床下は全て開けました。左側は当時のままでした。右側は何十年も前ですが一部リフォームが入ってました。
基礎は石です。石の上に土台の木が乗っているだけの工法です。
現在で言うとこの免震構造に似ており地震等の時に力を逃がす役割を補っています。
この箇所の床下、基礎補強、断熱、床壁施工等は完了しており生活の場となっております。
配線、配管も全て1からやりました。
床は既存の床を再利用しており、再利用が難しい木材は薪ストーブの燃料として活用しています。

こちらは床の合板施工が終わったシーン
一度、全て床は剥がし、床下補強、土台上げ工法でのジャッキアップを行いました。
縁側部分は壁もなかったので壁施工して窓、柱は、残置物を再利用しております。
こちらの部屋は現在、ほぼ完了しており生活の場となっております。

西日が気持ちいい!夏は暑いです。

古民家で体験できること(今後の展望・コンテンツ)

来年の2027年5月にオープンが目標ですが、古民家のリフォームの進捗具合により変動します。(資金的余裕がないため、農業等の売上による)

【食】木島平の自然を味わう

カヤの平高原の水とミネラル豊富な土壌で育った「無農薬の採れたて野菜」や「極上のお米(木島平米)」を味わう食卓。
自分たちで収穫した作物を当園(古民家)の敷地内でバーベキュー、焚火炭火で焼いてそのまま食べる地産地消

【体】手仕事と歴史に触れる

畑での作業や収穫体験、田んぼの作業や稲刈り体験、虫捕り、薪割り、キャンプ、川遊び、釣り、古民家DIY、スノーボード教室、ガイド、雪遊び等、五感で木島平の歴史と自然を感じるワークショップ。
収穫した野菜等を古民家で現地販売

【憩】日常の騒々しさから離れる

古民家に一歩足を踏み入れると時代がタイムスリップします。
そう、江戸時代に来たような昔懐かしい空間、時の流れ。
静寂に包まれ、季節の移ろいや風の音、虫の音等を感じる贅沢な時間。

冬の古民家から高社山を望む
木島平のスキー場が見えます

最後に、、、

年内には古民家再生の様子をYouTube等のSNSで投稿していく予定です。
クラウドファンディングも挑戦するか検討しております。
ワークショップの企画、日程はSNS等で発信していく予定です。

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